まちぶせ

「まちぶせ」三木聖子(76.6)石川ひとみ (81.4)

(作詞、曲:荒井由実 編曲:松任谷正隆)

ナベプロ所属であった三木のデビュー用に制作されたユーミンソング。まだ歌謡界はユーミンを理解できなかったのか大ヒットには至らなかった。レコーディングは

松原正樹(G) 吉川忠英(AG) 後藤次利(B) 松任谷正隆(Key) 田中清司(Dr) 斎藤ノブ(Per)

と錚々たるメンバー、NAVレーベルからの発売であった。

81年、同じナベプロだった石川ひとみの新曲候補のインパクトがいまひとつで、時間も予算もなくオリジナルのオケを当てに急遽選曲されたのがなんとこの「まちぶせ」。しかしすでにオケは廃棄され没になりかけたが、石川の強い要望で再び松任谷がリアレンジを約束、演奏メンバーは

鈴木茂(G) 後藤次利(B) 林立夫(Dr) 松任谷正隆(Key) 浜口茂外也(Per) 

のほぼ”ティン・パン・アレー”。オリジナルメンバーの細野晴臣はYMOの活動中でレコーディング参加を断念したとも言われている。

新曲にリメイク曲はタブーとされた時代、オリジナルは7万枚だったのが石川盤は50万枚を売り上げ暮れの紅白出場となった。リメイクによって脚光を浴びた”まちぶせ”。演奏もそれぞれ豪華なメンバーでの音であったのだ。

ここがすごいよ歌謡曲

曲にまつわるエピソード、作家、スタジオミュージシャンなど、裏側からの話をアップしていきます。 リメイク、リテイクも数々ご紹介!

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