気になる17才~作曲家穂口雄右登場!
あいざき進也「気になる17才」(74年1月)
作詞:安井かずみ 作、編曲:穂口雄右
この曲がデビュー作の”穂口雄右”。
GSバンド”アウト・キャスト”(水谷公生、松崎澄夫も在籍)や、スタジオ・ワークもこなしていたプレイヤーであった。作家に転身して間もなく”キャンディーズ”のプロデューサーとなった松崎からの依頼でキャンディーズのレッスンを担当、「そよ風のくちづけ」のアレンジ、「年下の男の子」から「微笑がえし」まで数々のヒット・メーカーとなる。
同じGSエイジ作家の”加瀬邦彦”や”井上大輔”は、歌謡曲の王道ともいえる大げさなオーケストラ中心のスコアが多かったが、彼の作品はコンボ的バンドを軸に、ブラス、ストリングスをかぶせるような曲作りで、リズムが強調されるビート・サウンドは歌謡曲の理想的な作り方のように思える。
彼の作品のレコーディング・メイン・スタッフは、筒美作品でも重要メンバーである
田中清司(Dr) 水谷公生(Gt) 武部秀明(Ba)
この3人とは71年”ピープル”名義で「ブッダ・ミート・ロック」というアルバムを残している。
ナベプロが新々御三家として売り出したあいざきには3作連続でシングル曲を担当、他にはアグネス・チャン、林寛子、神田広美などのヒット曲を手掛けているのだ。
0コメント