ウォンテッド(指名手配)のチョッパーは凄い
ピンクレディーの「ウォンテッド(指名手配)」(1977年9月発売)
歌詞がシンドバットから今回は「ある時片目の運転手」と七つの顔の男を持つ多羅尾伴内になったのは阿久(悪)趣味だが、子供から大人までファンのゾーンを広げ空前のブームが起きる。 ヘビーなリズムはオズモンズの「クレイジーホース」あたりが元ネタだろう。また相変わらず”ン、チャ、ン、チャ”と目まぐるしく変わる都倉リズムでサビをまとめる。
レコード演奏を聴いてみると案外なかなかの演奏。ピンクレディーの主なレコーディングメンバーは(川瀬奏雄氏著書「編曲家」によると) Key:井上鑑 Dr:宗谷春男 B:金田一昌吾 (大滝詠一のアルバムでも有名)Gt:津村泰彦 Per:川原直美 この曲もサビの部分で金田一昌吾であろうチョッパーベースが炸裂する。 都市コンサートのツアーでもディレクター飯田久彦の発案でレコーディングメンバーで敢行した時期もあったというが、長年にわたってコンサートのアレンジは前田憲男が担当、演奏は稲垣次郎とソウル・メディアの強力なる布陣がサポートしている。 歌謡曲のレコード演奏など案外気に留めないものだが、70年代後半はスタジオミュージシャンも一流どこが参加聴かせどころがある。さて前半はヴォーカルレスVer後半はヴォーカルが入った通常のVerをMixアップしてみた。単なる歌謡曲のオケに留まらない演奏は必聴!
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