Popな音になった「めぐりあう青春」
野口五郎のシングル第6弾「めぐりあう青春」(72年9月)
前作「青い日曜日」より馬飼野俊一が作、編曲を担当、スタジオミュージシャンに水谷公生(Gt)、田中清司(Dr)を起用、そして「めぐりあう青春」では武部秀明(B)の参加でGSエイジによる第二期スタジオミュージシャンの中核となるメンバーが顔を揃えた。
(五郎の最愛のギタリスト矢島賢の参加は次作「オレンジの雨」から)
それまでのスタジオワークはJAZZ系ミュージシャンを中心としたものであったが、72~3年はGSエイジのミュージシャンと中心とした彼らと交代時期にあたる。特にこの曲はパワフルなドラム、ディストーション系のギター、フィンガー奏法のベースがロックなサウンドに仕上がったのは彼らならではであろう。 この3人は73年にかけての筒美作品や70年中盤には盟友穂口雄右のキャンディーズ作品のファーストコール・メンバーとなっていく。この時期の歌謡曲の重要なポジションを占めるプレイヤー群であったことは間違いない。
0コメント