井上忠夫 R&R歌謡登場!「恋は気分」
井上忠夫の70年代初期の大ヒットナンバーといえば73年「恋のダイヤル6700」。ベースがルートを弾き続ける”The human beinz”の「NOBODY BUT ME」風なイントロが印象的。74年に入るとさらにビートのきいたR&R歌謡を連発する。
74年9月”ポピーズ”のシングル第2弾「恋は気分」も同じ「NOBODY BUT ME」風なイントロと「DO YOU LOVE ME」(The Dave Clark Five)のサウンドをミックスしたようなビートナンバー。
イントロのストリングスは不要な気もするが、バンド中心のスコアは当時にしてはなかなかのロックサウンドで、間奏のサックスソロを持ってくるのはさすが”大チャン!”といったところ。残念ながら演奏スタッフは不明だが、よりバリバリロックなスコアの第3弾「恋やまい」も傑作、次の「泣きどころ」まで3枚連続井上サウンドが炸裂する。
(イントロ同パターンでなんと「No-No-No」と歌いだす”JEFF”の「恋は燃えている」も井上作品)
「恋は気分」は”キノコホテル”や”ROLLY"がカバーするなど今でも人気が高いカルト歌謡の1曲でもある。
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