にっちもさっちもブルドック!
77年6月発売、フォーリーブスが歌った「ブルドック」
(作詞:伊藤アキラ 作、編曲:都倉俊一)
77年6月発売、フォーリーブスが歌った「ブルドック」
現在もジャニーズに歌い継がれているフォーリーブスの代表曲の一曲で作曲は都倉俊一、相変わらずイントロのインパクトは凄いが、歌に入ると先生特有のブレイクやリズムが変わるパターンで流れを悪くし、全体的にノン・リバーブなためストリングスが曲を重くしている感がある。これも都倉歌謡サウンドのお約束のパターンでもある。
77年「歌謡曲批判家」としてラジオや雑誌掲載で売れてきた近田春夫が率いるバンド「ハルヲフォン」が翌78年6月に、当時歌謡曲を斬新にカバーしたアルバム「電撃的東京」が発売される。このアルバムは「ついておいで」から、郷ひろみ、山本リンダ、森進一など、歌謡曲のアレンジをあざ笑うかのような前編バリバリのロック仕上げにアレンジ。 10曲目にこの「ブルドック」を取り上げ、はじめからエンジン全開とばかりギンギンのロック調。少々長め間奏では、Gtの小林克己とBの高木英一のバトルが繰り広げられるといったなかなかどうしての感じ。歌謡曲がアレンジによってこうも変わるのか、都倉氏もそこそこのメロディーメーカーなのだから、メロディーがかすむような下手なゴテゴテとしたアレンジはいらんのではないかと感じた。 おりも政夫司会の番組でハルヲフォンが「ブルドッグ」を披露、本人が度肝を抜かれたという逸話もあるこの1曲を聴き比べで!
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