SILVA姐さんの「虹色の湖」

ちょっと前まではネコも杓子もカヴァーの時代、他のアーティストのヒット曲を歌う安易なアルバムが多かった。カヴァーの場合、オリジナルに忠実にするか、まったく別なサウンドに仕上げるか、オリジナルを上回る歌唱力で挑むか様々だが、基準となるオリジナルを超える作品に仕上げるのは容易ではないと考える。
今回取り上げるのは2014年発売”SILVA”の 「GO! GO! SILVA」 60年代~70年代の昭和のイケイケ歌謡の中からパンチに溢れた女性歌手の珠玉の名曲をカヴァーした彼女のキャラにドンピシャなアルバム。選曲はなかなかナイスで、オリジナルをベースにしたものや、がらりアレンジを変えたのが半々でバランスはまぁいいものの、"ヌード"や”ヴァージン・キラー”の頃のSILVA姐さんのイメージからしたら少々パンチが足りない感じ。 取り上げるのは「虹色の湖」で中村晃子の67年に大ヒットした曲で一番いい仕上り。PVは白いショート丈のワンピースにロングブーツの衣装を身に纏ったレトロ感覚なものだが、折角なら”小川ローザ”風に白いヘルメットでもしたらもっとSILVAらしいと感じたのは私だけでしょうかね!

ここがすごいよ歌謡曲

曲にまつわるエピソード、作家、スタジオミュージシャンなど、裏側からの話をアップしていきます。 リメイク、リテイクも数々ご紹介!

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