江藤勲vs寺川正興ベース対決!

 1971年大ヒットの尾崎紀世彦の「また逢う日まで」 元々槇みちるが歌うがお蔵入、ズー・ニー・ブーが「ひとりの悲しみ」としてシングル発売も不発、プロデューサーの村上司が尾崎用に歌詞を書き直させて誕生したまさに執念の1曲であった。 「また逢う日まで」の演奏はJAZZ系の猪俣猛(Dr)、寺川正興(B)、飯吉馨(P)に加えて当時新鋭のギタリスト水谷公生。コーラスは尾崎をソロにするために解体したワンダーズの栗敏夫、朝紘一。 唸るような奏法の寺川正興は、ピッキング奏法の江藤勲と並んで歌謡界の2大ベーシストで70年代前半までの歌謡曲のレコードは二人のどちらかが弾いているといっても過言でないほど。ズー・ニー・ブー用にR&R風にアレンジされた「ひとりの悲しみ」ではベースは江藤勲が担当、小技を利かせたドラムは石川晶、ピアノは飯吉馨の声が高い。 ほぼ同じスコアで2人の奏法、リズム隊の組み合わせでの演奏を聴き比べられる貴重な2曲、今回はバッキングに着目!!


ここがすごいよ歌謡曲

曲にまつわるエピソード、作家、スタジオミュージシャンなど、裏側からの話をアップしていきます。 リメイク、リテイクも数々ご紹介!

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